.NET MAUIでAndroidアプリを開発する環境を構築した話

C# コンピュータ
C#
.NET MAUIというフレームワークを使うとC#でAndroidアプリを作ることが出来るそうです。以前にAndroidStudioをインストールした記憶がありますが、インストールしたPC及びデバッグ用のAndroidスマートフォンのいずれもいつの間にかいなくなってしまいましたので、心機一転MAUIで再びAndroid開発学習のスタートを切りたいと思います。

Visual Studio 2022をインストール

C#はちょこちょこ使ってはいたのですが、dotnet.exe + vscodeで用が足りていまして、VisualStudio2022はインストールしていませんでした。
まずMicroSoftのWebサイトからインストーラーをダウンロードします。
エディションは Communityにしました。
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Windows、Android、および iOS 用の最新の開発者アプリを作成するための、無料で完全に機能した拡張可能な IDE をお試しください。 コミュニティを今すぐ無料でダウンロードします。

ワークロードは「.NET マルチプラットフォーム アプリの UI 開発」と「.NETデスクトップ開発」ついでに「ASP.NETとWeb開発」を選びました。

Hyper-Vの有効化

Androidのエミュレータを実行するにあたりHypter-Vを有効化するとパフォーマンスが向上するとのことですので、有効化します。(OSはWindows11Home)
Winキー→「設定」→「アプリ」→「オプション機能」→「Windowsのその他の機能」
「Windowsハイパーバイザープラットフォーム」をチェック→「OK」

Androidエミュレーターを作成

APIは実機のバージョンに合わせました。
SDKは以下の画像にあるオプションを選択しました。
「ツール」→「Android」→「Androidデバイスマネージャ」
「ツール」→「Android」→「Android SDK マネージャ」

Android実機の開発者オプション

機種:Xiaomi Redmi Note 11
Androidバージョン:13設定⇒デバイス情報⇒MIUIバージョンを10回ぐらいタップ
追加設定に開発者向けオプションが出現する。
有効化したオプション

  • 開発者向けオプション
  • 画面をオンのままにする
  • 自動システムアップデート
  • USBデバック
  • USB経由でインストール
  • USBデバッグ(セキュリティ設定)
  • USB経由でアプリを認証
  • デバッグ可能なアプリのバイトコードを確認
  • GPUデバッグレイヤーを有効にする

不要なオプションもあるかもしれませんが、とりあえずこのオプションでアプリのデバッグ実行が出来ました。
USBデバッグ(セキュリティ設定)をオンにする際Xiaomiの認証を要求されましたのでアカウントを作成しました。

MAUIプロジェクトを作成しデバッグ実行

画像はAndroidエミュレーターの物

感想

Androidの開発環境というとデバッグ環境(実機、エミュレータ)の構築が難しいイメージがありましたが、今回は比較的簡単に構築することが出来ました。

コメント

  1. KT より:

    手順通り行いましたが、以下のデバッグエラーが出てしまいました。

    「このプロジェクトをビルドするには、次のワークロードをインストールする必要があります: maui-tizen
    これらのワークロードをインストールするには、次のコマンドを実行します: dotnet workload restore」

    調べてみると”tizen”というのがSamsungの端末で必要なようなのですが、今の所必要ありません。エラーお回避する方法はご存じでしょうか?

    • 八 四 より:

      申し訳ございませんがお力に成れそうにないです。記事を作成時は問題なくビルドすることが出来ましたので、最新環境だと発生する問題か又は開発環境依存の問題になるかと思われます。