Qt学習の為にWindows環境にmsys2でC++のビルド環境がインストールしてあります。
Qt学習の進捗状況は芳しくありませんが、今回はコマンドラインでcppファイルのコンパイルが出来ることを確認してみたいと思います。
コンパイラの確認
cppファイルののコンパイルコマンドは”g++.exe”とのことです。
ファイル名で検索したところ
“C:\Users\karet\scoop\apps\msys2\2025-08-30\mingw64\bin\g++.exe”
に”g++.exe”が見つかりました。
このような検索をする場合、フリーソフトのEverythingの高速検索のありがたみを感じます。
環境変数Pathの設定
“g++.exe”をパスを省略するためにPathを通します。
パスを設定する方法は色々ありますが、今回の場合PowerShellで扱うので$profileでセットします。
セットした内容。
$env:Path = $env:Path + ";C:\Users\karet\scoop\apps\msys2\current\mingw64\bin"
このPathは、PC環境により異なります。
また、前項で調べたg++の場所と異なりますが、scoopの最新版を指すショートカットにしてみました。
コンパイル確認
コンパイルするソースファイル
ファイル名:hello.cpp
#include <iostream>
int main(){
std::cout << "Hello C++!" << std::endl;
return 0;
}
こちらのソースコードをvscodeで作成し、hello.cppというファイル名で保存しました。
次にPowerShellで以下のコマンドでコンパイルします。
g++ hello.cpp -o hello.exe
成功してもメッセージが表示されません。このあたりg++が開発環境の文化を感じます。
lsでファイルを一覧を取得して見ます。
ls
Directory: J:\qtcpp\etc
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a--- 2025/12/06 0:22 95 hello.cpp
-a--- 2025/12/06 0:23 124478 hello.exe
“hello.exe”が出来上がっていますので、コンパイルは成功した様です。
それでは、”hello.exe”を実行してみます。
.\hello.exe
Hello C++!
メッセージが表示されましたので成功しています。
感想
プログラム学習で沢山サンプルコードを試しますが、毎度IDEを立ち上げたり、プロジェクトを作成したりするのは意外と大変ですので、単体ソースファルからバイナリへコンパイル出来ると便利です。
この方法が使えるモダンな言語は、Go言語やRust(未確認)が該当する模様。
Webでコードを実行出来るmyCompilerのようなサイトもありますので、学習するだけならこちらを使うのも良いと思います。


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