PowerShellにはPush-LocationとPop-Locationというコマンドレットがあります。
Push-Locationを実行するとカレントフォルダを記録します。Pop-Locationを実行すると記録したフォルダに移動します。
一時的にカレントフォルダを移動する必要がある際に、Push-Locationでカレントフォルダを記録し、目的のカレントフォルダへ移動。移動先のフォルダでの作業が終わったら、Pop-Locationで元のフォルダに即座に復帰することが出来ます。パスを覚えたり、パスを入力する工数が減って便利な機能だと思います。
試した所Push-Locationで複数のフォルダを積むことも出来るようですが、どのような状況で使うか想像が出来ません。
ちなみにカレントフォルダの変更はcdコマンドをつかいますが、PowerShellではSet-Locationのエイリアスだったりします。
UNIX系のコマンドは入力しやすいように、なるべく短めなコマンドにしていると聞いたことがありますが、PowerShellのコマンドレットはしかっかり長い単語を使っているところ見ても文化の違いを感じます。エイリアスで短い文字に置き換えることが出来ますし、入力補間などの機能も豊富ですので、入力工数より意味の分かりやすさを優先したものと考えます。ただ、Push,PopはよいとしてもLocationが何を指すのかは事前に知る必要があるので、個人的にはわかりやすいとは思えません。
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