Rust は近年 CLIツール、WebAssembly、システム開発で注目を集めています。
今回は、Windows で Rust をインストールし、最小の Hello World を動かすところまでやってみます。
Scoopで Rust をインストールする
・Scoop が未インストールの場合
Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -scope CurrentUser
iwr -useb get.scoop.sh | iex
・Rust のインストール
scoop install rustup・動作確認
rustc --version
rustc 1.91.1 (ed61e7d7e 2025-11-07)cargo --version
cargo 1.91.1 (ea2d97820 2025-10-10)rustup --version
rustup 1.28.2 (e4f3ad6f8 2025-04-28)インストールできたようです。
プロジェクトを作成する
Rust には cargo というプロジェクト生成とビルドを兼ねたツールが付属しています。
プロジェクト生成：
cargo new "j:\rust\rust-hello"
cd rust-helloフォルダー パスの一覧: ボリューム WORKSPACE_WD
ボリューム シリアル番号は 5695-DEC8 です
J:\RUST\RUST-HELLO
| .gitignore
| Cargo.toml
|
\---src
main.rsCargo.toml を確認する
自動作成されたCargo.tomlは以下のような内容でした。
ファイル名:Cargo.toml
[package]
name = "rust-hello"
version = "0.1.0"
edition = "2024"
[dependencies]
Hello World を書く
ソースコードを書くまでもなく、生成されたコードがHello worldでした。
ファイル名:src/main.rs
fn main() {
println!("Hello, world!");
}
コンパイル & 実行
Rustはコンパイル言語なので、ビルドして実行します。
cargo run
Compiling rust-hello v0.1.0 (J:\rust\rust-hello)
Finished `dev` profile [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.68s
Running `target\debug\rust-hello.exe`
Hello, world!Hello, world!が表示されました。
ビルド成果物の確認
ls target\debug
Directory: J:\rust\rust-hello\target\debug
Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
d---- 2025/12/06 17:11 .fingerprint
d---- 2025/12/06 17:11 build
d---- 2025/12/06 17:11 deps
d---- 2025/12/06 17:11 examples
d---- 2025/12/06 17:11 incremental
-a--- 2025/12/06 17:11 0 .cargo-lock
-a--- 2025/12/06 17:11 1339392 rust_hello.pdb
-a--- 2025/12/06 17:11 79 rust-hello.d
-a--- 2025/12/06 17:11 137216 rust-hello.exe“rust-hello.exe”が作成されています。
直接実行：
target\debug\rust-hello.exe
Hello, world!感想
学習難易度が高いと言われるRustですが、Hello worldであれば、流石に他の言語と変わらない感じです。
今後学習を進めるか未定ですが、環境が出来ているので、いつでも始めることが出来ると思います。
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