そうなると、自分が現行使っているフィルターやプラグインをGIMP3.0でも導入したいところです。
自作の物は操作手順の簡略化ですので無くなっても何とかなりますし、Python-Fuの物は難しいですがScript-Fuであればインターフェス部分を修正すると動作させることが出来るようです。

他のプラグインで必要となるのは「スマート消去」です。これがWindowsのGIMP3.0で動作することができれば本格的にGIMP3.0に切り替えることが出来ます。調べたころ対応しているようなので、G’MICと合わせて導入してみました。
G’MIC-Qt
以下のフォルダに展開
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\GIMP\3.0\plug-ins
GIMPを再起動
スマート消去(Resynthesizer)
plug-insとscriptsがあるので各々以下のフォルダに展開
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\GIMP\3.0\plug-ins
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\GIMP\3.0\scripts
GIMPを再起動
使用感
G’MIC-Qtは導入しましてみまして動作確認だけ行い、結構多くのフィルターが動作するようです。
スマート消去はメニューの登録位置が異なるぐらいで2.10系と同じような振る舞いをしてくれます。
十分実用的だと思います。
ただ、GIMP3.0のパス⇒範囲選択の作業の流れで、始点となるアンカーポイントをクリックするとパスが閉じてしまいちょっと面倒。操作感覚的に閉じられる場合と、そうで無い場合の違いが把握できていません。(タイミング?)
追記:
終点のアンカーポイントから始点のアンカーポイントをクリックするとパスが閉じられるようです。
閉じられないようにするためには終点以外のアンカーポイントを一度クリックすると回避出来ました。
通常、終点となるアンカーポイントを追加するような操作を繰り返し、始点のアンカーポイントでパスを閉じる流れが通常の操作だと考えると理解は出来ます。
一発で図形が作成出来ればそれでもよいですが、微調整するためのパスだと思うのですがね。
追記:20250917
GIMP3.0からフィルターが非破壊的になっています。
トーンカーブ→スマート消去の手順を実行する場合、まずトーンカーブを適用してからでないとスマート消去が、思った通り適用されません。
適用方法は、新規に増えたレイヤーのアイコンfxから行います。
1手順増えるので少し面倒
追記:20250922
GIMP3を使い始めてから1月ほど経過しました。
Windows版ですが使っている最中に保存されずにクラッシュが2回ほど遭遇しました。
手元環境での話ですが、安定度はイマイチといった感じです。
あと、昨日気がついたのですがGIMP3を起動しているとクリップボードが効かなくなる現象が発生します。
これも手元環境のみですので、他のPCでどうなるかは未検証です。
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