システムドライブのCドライブがパンクすると非常に厄介なことになるので、ユーザーデータなどの保存場所は極力他のでドライブで運用するよう心掛けていました。それなのにCドライブがパンクしてしまい、何がストレージを圧迫しているのか調査しました。
世の中には専用ツールもあるのですが、ツールをインストールする空き容量が無いので、手動で調査することに成ります。
Windows11にはジャンルごとに大まかな使用容量を調べる機能があり、ユーザーフォルダが1TBのストレージの内500GB弱消費しているとのことでした。一般的に考えられるのはドキュメントフォルダやピクチャフォルダなどのユーザーデータが増加することが考えられますが、そのあたりは想定していてほとんど容量を使用していない状況です。気になるのはユーザーのフォルダ全体の使用量とユーザーフォルダにあるファイルの容量に差が生じていました。一般的なファイル以外で容量を消費していることに成ります。

Cドライブの圧迫要因になるので、エクスポート⇒削除⇒インポートすることで他のドライブ移動するようにしていました。していたはずなのですが、いくつかあるOSのイメージの内その一つがCドライブのままになっていたことが原因でした。
WSL+Ubuntuで行っていた作業は音声合成エンジンのモデルの追加学習で、こちらは大きなサイズのファイルを多量に扱うため、そのせいでOSのイメージファイルが膨張し最終的にCドライブの空き容量を食いつぶしたと考えられます。
Cドライブの空き容量が0に成りますと、非常に愉快な動作をします。昔であれば起動はするが全く動作不能になるところですが、とりあえず動作はするので、Cドライブの空きスペースを作るために移動できるファイルを別ドライブに移動します。
2~3割程度の空きスペースを作ることが出来たので、原因であるWSLのOSイメージファイルを別ドライブにエクスポートしてCドライブを使わないようにします。エクスポートは実行できるのですが、ある一定の容量まで進むと進行しないような状態になります。何度か試したのですがとまってしまいます。そのさいCドライブの空き容量を見ると先ほど2~3割ほど確保した空き容量がなくなり又パンク状態になっていました。どうやらエクスポート作業にはOSのイメージファイルと同等の空き容量を消費するらしく、用意した空き容量では不足しているということに成ります。空き容量を増やすべくさらにファイルを移動させますが、最終的に用意した空き容量は500GBストレージ全体の半分の容量を確保する必要がありました。そこまで空き容量を用意するとエクスポートが出来るようになりました。
ドライブの空き容量を作るために空き容量を確保するという中々難しい状況になりました。
このような状況に陥らないようする方法と、そうなったらどうするかの対策を考えました。
思いついた方法はCドライブのストレージい容量の半分程度の仮想ディスクのイメージファイルをCドライブに保存しておくことです。そうすることでCドライブがパンクしたら、仮想イメージファイルを別ドライブに移動することで空き容量を確保できます。仮想ディスクを何で使うか(ネイティブWindows、仮想OSでマウントなど)、またディスクに何を保存するかは比較的自由で、別ドライブにはなりますがマウントしてしまえば普通にアクセスすることが出来ると思われます。
ただ、1TBでは不安なので2TBのSSDの価格を調査することにします。
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