デスクトップPCにCMOSクリアボタンを取り付けた話

コンピュータ

ちょっといいPCのマザーボードにはCMOSクリアをするための物理スイッチが付いています。
筆者が愛用している廉価なマザーボードにはそのようなボタンはついていません。その代わりにCMOSクリア用のジャンパーのピンヘッダがありますのでそちらを金属などで数秒間短絡させればCMOSがクリアされます。
今回はこちらのピンヘッダにコード付きのリセットスイッチを取り付けPCIeスロットのカバーに穴をあけ外部からスイッチを押せるように取り付けてみました。


ことの始まりは、タスクマネージャーでメモリのパフォーマンスを見ていたらDDR4のメモリ速度が2133MHzになっていました。CPUはRyzen5 5600Xでメモリモジュールが4本刺しだとしても、もう少し高クロックで動作するはずと思いBIOSでメモリクロックを変更してみました。
BIOSでXMPのプロファイルを見たら3200MHzでしたので、そちらを適用したところOSが起動しなくなりました。見事に失敗したわけですが、このような場合CMOSクリアをすることになり、ケースをあけてマザーボードにアクセスする必要があります。
ジャンパーピンの場所をマニュアルで確認する必要があったりとなかなか面倒なので、マザーボード上のボタン電池を取り外しCMOSクリアをすることにしました。そうしたところBIOSが起動しメモリの速度を確認したところ2133MHzに戻っていました。

このようなことがありまして、いざというときPCケースをあけることなくCMOSクリアが出来ると便利かと思い、スイッチを購入しました。
取付方法もいろいろ考えてみましたが、CMOSクリアは頻繁に行うものでものないので目につきやすく押しやすい場所にあっても仕方がないですし、工作技術も低いので余っていたメッシュタイプのPCIスロットのカーバーにリーマーで穴を拡張しケーブルを通しました。
スイッチは固定せず、ケーブルが外れないように拡張した穴より大きくなるように結びめを作っただけにしました。

そう頻繁に行うことではないですが、CMOSクリアスイッチがあると、いざというとき役に立つのではないかと思います。

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