有償版のGoogle ColabとGoogle Driveを契約した話。

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Google Colab(「Colaboratory」)はWeb上でPythonを実行する環境です。Googleのサービスなので存在は知っていましたが、ローカルPCでもPythonは実行することが出来るので、無償版もありますが正直どのような属性の人間が利用するのか、今一つピンとこないサービスでした。

最近AI関連でPythonからGPUを使ったプログラムを試していてVRAMを多量に必要とするプログラムと遭遇しました。自分が所有しているグラフィックボードのVRAMは8GBで、これだけあれば何をするにもスペックが足りないということは無いと思っていました。ところがとあるプログラムを実行するにあたってVRAMが最低12GB~といった代物に遭遇し、自分の所有するグラフィックボードでまるで足りないことに気づかされました。

そのまた昔のパソコンはプログラムの動作に必要なメインメモリが確保できないとプログラムが実行できないということがありましたが、それと同じ状況に遭遇してしまいました。グラフィックボードのVRAMは基本的に増設出来ませんので、より上位のグラフィックボードを入手する必要があります。処理時間の短縮を考えると出来るだけ処理能力が高いGPUがベストで、それでいて沢山VRAMが多量に乗っているモデルとなると、入手可能な最上位のグラフィックボードが必要らしく、金額的にとても手を出せる代物ではありませんでした。

最低ライン「NVIDIA GeForce RTX3060」VRAM12GBモデル

お金があれば個人でも買えなくはない「NVIDIA Quadro RTX8000」メモリ48GB

調べると要件に会いそうなグラフィックボードは見つかりますが、グラフィックボードを購入するお金が無いので、Google Colabを契約することになった次第にございます。

自分のプランではバックグランドで処理は出来ないようですが、24時間自由に使えるようです。処理が長時間にわたるような使い方をする場合は、PCが占有されないのでクラウドで実行させるメリットがあります。

ちなみに料金は月額1,072円で高速GPUと大容量なVRAMを借りることが出来ます。
またGoogle ColabからGoogle Drvieを利用する関係上、Google Driveの容量を月額250円で100GBに増やしました。
それなりに月額料金はかかりますが、必要な期間だけ契約するのであれば費用も抑えられると考えました。

以上

20230227追記

月額1,072円のプランではコンピューティングユニットが月に100ユニット割り当てられるのですが、意識せずにバンバン使っていたら数日で使いきってしまいました。翌月が待てずに「Pay As You Go」で100ユニットを追加購入しました。100ユニットは標準GPUで約51時間相当とのことですが、まめに残量を確認する必要がありそうです。

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