沢山あるGoogleのサービスで便利だと思った用途の覚書です。
Google Keepを使ってPC又はスマートフォンで情報共有
Google Keepは複数のデバイスから一つのメモを共有することが出来ます。
URLなどを比較的短い文字データを他のPCへコピー&ペーストしたい場合などに使っています。
このような目的で、より便利なソフトもありますが、特別なソフトやハードを使用することなくこの機能を実現しているあたりが、Google Keepの素晴らしい点です。
よく使うメモをショートカットを用意するか、Google Chromeの起動時にメモのページが開かれるようにセッティングしておくと、利便性が向上します。
GoogleドキュメントでOCR
Googleドライブにjpgやpngなどの画像ファイルをアップロードし、ドキュメントとして開く。
画像内の文字列がOCRされてたドキュメントファイルが出来上がります。
一昔前OCRと言えば専用ソフトを購入しないといけないジャンルでしたが、無料のサービスで個人で使うには十分すぎる精度のOCR機能を手にすることが出来ます。
GASが書けるのであれば複数の画像ファイルを一括でOCR処理しテキストファイルに変換するスクリプトなども作成可能です。
Googleで「GoogleドキュメントでOCR」を検索
Googleフォームを使った簡易お小遣い帳
Googleフォームは簡易のアンケートフォームなどを作る機能で、フォームからの送信データはGoogleスプレッドシートに格納されます。この機能を使いフォームに日付、金額、商品名などを入力できるように作成すると、簡易のお小遣い帳を作成することが出来ます。スプレッドシートで金額の集計なども出来るので、お小遣い帳に限らずアイディア次第で色々なデータベースが作ることが出来ます。
Googleで「Googleフォームを使った簡易お小遣い帳」を検索
Googleドキュメントで文字起こし
Googleドキュメントはマイクによる音声入力機能があります。この機能を応用し、Windowsミキサー機能を使い音声ファイルの再生をマイクに流れるようにすると、既存の音声を録音したファイルから文字お越しすることが可能です。
Googleで「Googleドキュメントで文字起こし」を検索
Google Colabを使いGoogleドライブにファイルをダウンロード
WebページからダウンロードするファイルをGoogleドライブに直接保存したい場合があります。
以下のサンプルではWeb上にある任意URLのファイルをGoogleドライブへ直接ダウンロードします。
実行時Googleドライブにマウントする際、権限関連の問い合わせてがあります。
# Googleドライブをマウント
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')
# 画像を保存するディレクトリを作成
import os
os.makedirs('/content/drive/MyDrive/images', exist_ok=True)
# wgetでダウンロード
!wget -P /content/drive/MyDrive/images 'https://i0.wp.com/maywork.net/wp/wp-content/uploads/2024/06/00057-2692840231.jpg'
Google Colabではpythonとlinuxの外部コマンドをインストールと実行することが出来ます。ストレージとしてGoogleドライブを指定することも出来るので、linuxのコンソールで出来ることは概ね実行することが出来ます。Google Colabの想定された使い方とはかけ離れている可能性がありますので、乱用は良くないかもしれません。しかし、Pythonの実行環境構築で必要なパッケージのインストールや機械学習で数GBに及ぶモデルファイルのダウンロードが行われているので、そこそこ大きなサイズのデータ通信も許容範囲だと考えます。
このように何でもできてしまいそうなGoogle Clabですが制限がありまして、1つはファイルの永続化が出来ない点、毎回毎回pipやaptで環境構築から開始する必要があります。作成したファイルなど永続化したい場合はGoogleドライブに保存する必要があります。もう一つは1回あたり利用時間(セッション)が決まっている点です。こちらの制限は有料版であればある程度緩和することが出来ます。
GASとGoogle Colabが使いこなせるようになると、ChrombookやChromOS FlexがインストールされたPCが魅力的なガジェットになること間違いなしだと個人的に思います。(ゆえにChrombookは流行らない感じが…)
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