MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LPを購入しましたので、H310+G4900で自作したパソコンに増設してみました。
このグラフィックカードを選んだ理由としては、ロープロファイルで補助電源不要ですのでケースや電源の選択肢が多く、性能面でGTX 1050Tiは補助電源を必要としないクラスではトップクラスの性能である点です。
MSIを選んだ理由はユーティリティソフト「Afterburner」が付属している点です。このソフトでGPUのクロックを下げて省電力化することができます。
グラフィックカードを組み込んで見ましたが、ケース内部はかなり余裕があります。
HDDやSSDの搭載スロットの空もありますし、大型のCPUクーラーやケースFanの追加も可能ですので、パソコンの用途に合わせてパーツの増設に対応可能です。
消費電力
各種性能の数値左の()はG4900の内蔵グラフィックとの差。
電源OFF:2W
アイドル:31W(+10W)
負荷状態:113W(+75W)
GPU温度
アイドル:30度
負荷状態:68度
(室内温度26度で計測)
ベンチマークテスト
各種性能の数値左の()はG4900の内蔵グラフィックとの差。
CINEBENCH R15
OpenGL:88.40fps(+55.74fps)
CPU:236cb
SingleCore:123cb
エクスペリエンスインデックス
プロセッサ:8.7
メモリ:8.7
グラフィックス:8.4(+3.1)
ゲーム用グラフィックス:9.9(+0.9)
プライマリハードディスク:8.1
3DMark06
SCORE:18,695(+10,523)
SM2.0:8,111(+5,132)
HDR/SM3.0:11,197(+7,712)
CPU:3,284(-211)
VRMark
OrangeRoom:3,181(+2,795)
だいぶ数値が上昇しましたが、VR-Ready-PCは5,000以上ですのでVR用にはスペック不足です。
ドラゴンクエストX
グラフィック設定:標準品質
解像度:1,280×720
表示方法:ウィンドウ
評価:すごく快適(快適)
スコア:14,649(+8,555)
ファイナルファンタジーXV
標準品質
1,920×1,080
ウィンドウ
評価:普通(動作困難)
SCORE:3,729(+3,332)
内蔵グラフィックでは紙芝居状態でしたが、動画になりました。ただしところどころで止っていましたので、全体的に性能不足かもしれません。
VMWareベンチマーク
OS:Windows7Pro 32bit
CPU:2core
メモリー:3Gbyte
エクスペリエンスインデックス(VMWare Win7)
プロセッサ:6.9
メモリ:7.9
グラフィックス5.9
ゲーム用グラフィックス:5.3
プライマリハードディスク:7.7
3DMark06(VMWare Win7)
SCORE:13,256(+8,115)
SM2.0:5,765(+3,849)
HDR/SM3.0:7,426(+5,233)
CPU:2,512(+450)
まとめ
GTX1050 Tiは内蔵グラフィックと比較にならないほど性能が向上します。消費電力も補助電源なしタイプのグラフィックボードですので消費電力も最大75Wに抑えられています。
お値段は18,000円弱ですが、パソコンで出来ることが増えると考えると悪くない買い物だと思います。
追記、スリムタイプのケースなどにも使えるようにとロープロファイルのモデルを入手しましたが、ファンのサイズが小さいので風量を確保するためかファンの回転数が高めで動作音も高めです。ファンのサイズを考えればショート基盤のモデルがよいですし、ケースのサイズ的に問題ないのであればフルサイズの基板でデュアルファンの方が回転数を押さえることで動作音を小さく出来る可能性があります。後はGAMINGやOCモデル以外のモデルを選ぶと良いです。これらのモデルは極限性能を発揮させるためかなり高回転まで回るファンを搭載しており、ノーマルモデルと比べて高性能な分静音性が損なわれる傾向があります。
ごくごく一般的で沢山売れてそうなモデルを選ぶのが失敗が少ないということに改めて気づかされました。
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