PCから聞こえるファンの音が気になるので、まず電源を交換しようと思い立ちました。
交換用の電源を求めるにあたり、必要となる電源容量をざっくり計算してみます。
CPUとビデオカードのGPUのTDPの情報は調べることが出来ます。
あとはマザーボードやストレージ類ですが数値を調べるのが大変なので75Wで計算します。
HDDを大量に積む場合は台数x10Wぐらいの容量を加算します。
Core i3-9100FとRX560(補助電源無し)の場合
65W(CPU)+75W(GPU)+75W(M/B) = 215W
安全マージンとして130%の係数をかけると215W x 130% = 279.5W
余裕をみても300Wクラスの電源で間に合いそうです。
入手しやすい電源容量を考えると500Wあたりからになりますが、電源効率が50%ぐらいが一番良いと言われています。
500Wの電源の場合250Wになるわけですが、先ほどの構成だと最大負荷をかけたぐらいでちょうど良い感じになります。
常時最大負荷をかけるような使い方をする場合であれば500Wの電源もアリですが、そうでない場合もっと容量の小さめな電源を選びたいところです。
電源効率は80Plus認証でグレードの高い物ほど良いとされていますが、もちろんグレードの高い分お値段もお高くなります。
効率が良いほどロスが少なくなります。このロスは熱に変換されるので「電源効率が良い」= 「発熱が少ない」となり冷却に余裕が出来て電動ファンの回転数を落とすことが出来ます。おのずと動作音も小さくなります。
動作音は電動ファンの質にもよりますが、高級電源は負荷が小さい状況で使うと静かな印象があります。
とはいえ、電源効率はなかなか体感することが難しいので80Plus認証を受けていればなんでも良さそうです。効率的に一番下のスタンダードで80%で最上位のチタニウムで90~94%ぐらいです。10~14%差を大きいとみるかそれほどでもないとみるかは人それぞれかと思います。
300Wの電源を探しましたが好みの商品が見つからないので以下の商品を注文しました。
SF450
SS-NATXCP-B
電源容量450Wで80Plus Goldです。規格がSFXですのでATX用のアダプタも同時に注文しました。
これに交換してみてPCが静かになってくれれば良いのですが・・・
と、ゲームもオーバークロックもしない人間が電源容量を試算したわけですが、極限性能を求める場合「電力」=「処理能力」となります。
ご家庭向けコンセントからとれる最大容量の電源を選ぶのもアリだと思います。その場合、実用するにはブレーカーの容量の見直し、PC用に別系統のブレーカーの設置など設備投資をすると安心です。またそれほどの大電力を消費する場合、PCが暖房器具と化しますので室内の冷却も考えなくてはいけません。このレベルになると同居する家人や隣人に対する配慮も必要となります。
いっそのこと人里離れた場所で一軒家を新築してみてはいかがでしょうか?理想のPC環境を手に入れることが叶うと思います。
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