PowerShellでカレントディレクトリを一時保存と復帰する「Push-LocationとPop-Location」

PowerShellで一時的にカレントディレクトリを移動させたい場合があります。そのような時「Push-Location」と「Pop-Location」が役に立ちます。

カレントディレクトリが”C:\Users\karet\Documents”で”F:\Data\”へカレントディレクトリを移動し何らかの処理を行った後、元のディレクトリに戻るシナリオがあったとします。

通常以下のような手順になるかと思います。

PS C:\Users\karet\documents>cd F:\Data
PS F:\Data>何らかの処理
PS F:\Data>cd C:\Users\karet\documents
PS C:\Users\karet\documents>

Push-LocationとPop-Locationを使った場合

PS C:\Users\karet\documents>Push-Location # カレントディレクトリを一時保存
PS C:\Users\karet\documents>cd F:\Data
PS F:\Data>何らかの処理
PS F:\Data>Pop-Location # 一時保存したディレクトリに復帰
PS C:\Users\karet\documents>

一時保存の手数は増えますが、元のディレクトリを自分で記憶したり入力したりする必要が無い点がメリットになります。