AMDのRyzen5 5600Xを搭載したPCでWindows版のGIMP2.10を使っているのですが、重いフィルターや大き目の画像の縮小などをすると、フリーズすることがありました。
解決策としては、GIMPのメニュー→「編集」→「設定」→「システムリソース」→「使用するスレッド数」の値を1に絞ってあげます。理屈的にはパフォーマンスは低下しますが、フリーズが発生しても、しばらくするときちんと処理が完了するようになりました。
その設定でしばらく使っていたのですが、スレッド関連で起きている現象であればRyzenのSMT(INTEL系CPUでいうところのハイパースレッディング)を無効にすると、なにか変化があるのではないかと思いつきました。
UEFIでSMTの無効化の設定を行いました。
その後GIMPでフリーズするような重い処理を行ったところ、フリーズが発生せず、プログレスバーの動きに沿って終了するようになりました。
スレッド数が半分になりますので、トータルパフォーマンスは低下していると思いますが、よく使うGIMPの動作が安定しているので、この設定で使いたいと思います。
パフォーマンスの違いを計測してみました。
GIMPのPython-Fuで実行時間を計測
GIMPで個人的によく使う処理をスクリプト化し、その処理時間を計測、比較することで最適なPCを探すことが目的スクリプトで実行している内容画像の新規作成 7680x4320矩形選択塗りつぶしピクセル単位で塗りつぶし選択ガウスぼかし縮小・拡大(...
追記20230123
SMTを無効化したところWindows11のスリープ機能が使えなくなりました。(メニュー項目から消える)
自分の使い方的にスリープが使えないと困るのでSMTは有効化することにしました。
フリーズ対策として、そのうちGIMP専用のPCなどを検討したいと思います。
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