Ryzen5 7600とB650マザーボードDDR5メモリを注文した話。3「KVM切替器」

コンピュータ

Ryzen7 5700XでWindows11なメインPCとRyzen5 7600でUbuntu22.04のサブPCで常設するデスクトップPCが2台となりました。
PCケースは手製のPCデスクの足元にミニタワーケースが2台設置出来るようにしてあるので問題ないのですが、キーボード・マウス・ディスプレーの配置場所の確保が問題になりました。

ディスプレーはの入力がHDMIとDPがあるので其方で切り替えていたのですが、切り替えボタンが押しずらい問題があります。
また、キーボード・マウスを2セット用意するとデスクのスペースが狭く、誤ったキーボードやマウスを使うことがよくあり、キーを押しても反応しないと首をかしげることが度々(2回に1回ぐらい)あります。

それらの問題を解決するため、使用していなかったKVM切替機を引っ張り出したみました。

過去に購入した安価な代物で一応4K対応らしいロゴが本体にプリントされています。配線してみたところ、最初FullHDで表示されてしまい、HDMIケーブルを交換したところ4Kで表示されるようになりました。この辺りDPでは遭遇したことの無い現象です。
キーボード・マウスとも問題なく動作しているようです。あと、Ubuntu側の映像がセピア色ぽい感じになっていたので色のプロファイル?を適当に変更してみたところ自然な感じになりました。

経験に基づく偏見ですが、安価なKVM切替機は不具合が多い印象があり、キーボードやマウスの遅延やチャタリングがおきるとKVM切替機を疑ってしまいます。トラブルシューティングでKVM切替機を取り外すことがあり、面倒なので外したままにしてありました。

今回設置した感じ、概ね問題なさそうなのでKVM切替機を使っていこうと思います。KVM切替機のネガティブな話ばかりしましたが、ボタン一つでPCを切り替えられるのはとても便利です。

組み上げたPCでGIMPで画像加工をしてみました。まずお手製のGIMPベンチマークソフトでフィルターの実行速度を計測したところ、我が家の歴代1位の結果となりました。
GIMPのPython-Fuで実行時間を計測
GIMPで個人的によく使う処理をスクリプト化し、その処理時間を計測、比較することで最適なPCを探すことが目的スクリプトで実行している内容画像の新規作成 7680x4320矩形選択塗りつぶしピクセル単位で塗りつぶし選択ガウスぼかし縮小・拡大(...

お手製ソフトなので精度の信頼性は高くないのですし、Windowsと比べてUbuntuが良いスコアが出やすい傾向もありますが、とりあえず現在手持ちのPCで最速のサブPCになります。GPUがRTX3060でメインPCがRTX4070ですので機械学習などの用途では敵いませんが、普段のデスクトップ作業では今回組む上げたサブPCの方が快適性は上かもしれません。

追記:20240627

KVMを使ってして日数が経過しましたが、まだKVMを使っています。

KVMを導入した理由はキーボード&マウスを2台置くスペースが無いという理由もありますが、2台置きの一番よくない点はどちらのキーボード&マウスを使えば良いのか悩む点です。無意識に操作すると、なぜか使いたいPCと逆のキーボード&マウスを選んでしまい、反応が無いなぁと感じて初めて間違いに気が付くといった感じです。その確率は体感でType-AのUSBプラグを逆に挿す確率に匹敵する感じがします。その点KVMでは切替スイッチを押す手間はありますが、キーボード&マウスの選択ミスは発生しない点は素晴らしいと思います。

いくつか不都合な点がありまして、液晶ディスプレイの色合いが黄ばんだ感じになりました。切り替える両方のPCで同様な色合いになるので、液晶ディスプレイの設定を調整することで対応しました。
続いて、マウスの追加ボタンに割り当てた機能が使えなくなりました。ソフトウェアマクロ?ですのでUbuntu側で使えないのは仕方がないのですが、ソフトがインストールされたWindows側でも使えないのはいただけません。割り当てた機能がフルスクリーン目的のF11キーとリロード目的のF5キーですのでキーボードに手を伸ばせば済む話なのですが、それまで出来ていたことが出来なくなると結構ストレスが溜まります。

若干の不具合もありますが、許容範囲といった感じです。

コメント