注文していたLenovo IdeaPad C340(14,AMD)が届きました。
納品まで約2週間程待ちました。レノボのダイレクトショップで注文したのですが、BTOタイプの注文は久しぶりで納期の感覚がおかしくなっていました。
半ば注文したことを忘れたころに届いた感じです。
実は今現在開封すらしていない状況ですですが、注文内容を振り返ってみたいと思います。
CPUはAMDのAMD Ryzen 3 3200Uです。モバイル版のRyzenは今回が初めてです。
基本的な構成は2コア4スレッドでクロックは2.6GHzということで、エントリーモデルのノートパソコンによく搭載されています。
クロックは1秒間に命令を実行する単位で2.6GHzということは1秒間に約26億回命令を実行することに成ります。個人が普通に入手できるCPUの最大クロックは4~5GHzぐらいで、2.6GHzということはその半分ぐらいになります。
クロック数を上げる方法は比較的簡単で、自作PCではオーバークロックなる遊びもあるぐらいです。上げることは出来ますが安定して動作することが出来るかは別問題で、昔某CPUメーカーが発表したロードマップ通りにいけば今頃10GHzを軽く突破しているはずなのですが、全くその数値には届いていないところをみると、クロック数の上昇で性能向上は頭打ち感があります。
コア・クロックについて、コア数が物理的CPUの数だとするとスレッドはOS側から見たCPUの数だと言えます。Windows10などの現行のOSの多くは、複数のアプリケーションが同時実行するマルチタスクOSで、アプリケーションの中でも小さな仕事の単位(スレッド)に区切って並列に処理を実行しています。
コア・スレッド数が増えると、同時に処理できる仕事が増えるのでトータルパフォーマンスがあがる仕掛けに成っています。それに伴い消費電力も向上しますので特にモバイル用のCPUの場合単純に処理能力だけを追い求めるわけにもいかないようです。今回のAMD Ryzen 3 3200UのTDPは15Wということですので消費電力の範囲内に収まるように処理能力を抑えることに成りますし、消費電力と温度に余裕がある場合は、ブーストクロックで3.5GHzまでクロックをあげる機能もあります。利用状況によって処理能力を変化させることで消費電力とトータルパフォーマンスの向上を目指しているようです。
コア・スレッドが複数あることは、人間に例えると仕事を1人で処理するより、複数で処理した方が1人あたりの仕事量は減りますが、それに伴い仕事を管理する仕事が増えますし、各人どうしのコミュニケーションが必要になったりしますので、単純に人数が倍になったら仕事が倍こなせるように成るわけでは無いです。
1個のCPUの処理能力は技術的に上限にあって、複数のCPUを搭載しさらに複数のCPUで、時間的に隙間なく仕事を割り当てる仕掛けを施しているのが今のCPUだと言えます。
そんな感じCPU環境で現実的に1つのアプリケーションを動かすだけを考えるのであればCPUの処理能力が足りなくて使い物にならないと言う場面は早々ないと思われます。逆にいえば処理能力が高いCPUを使うと快適になるアプリケーションも確実に存在しますので、CPU選択はそのあたりにがキモになるのではと思います。
予算が許す範囲内で最上のCPUを選択するのが、パソコンを長持ちさせるコツだとも言えますが、短いサイクルで買い替えるのであれば、エントリーモデルを1~2年単位で買い替えていけば、いつかそれなりのスペックに成るはずです。
今回購入したIdeiaPadは電子書籍リーダーが目的ですので、CPUのスペックが問題に成ることは無いでしょう。
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