今時の(とは言っても2017年)のCeleronの実力を知るべく購入してみました。感想として値段(Amazonでクーポンを使って2万円以下)に見合った実力でした。
見たい番組を全て視聴したのでNetflixは解約予定。
構成
CPU:Intel Celeron N4000 2core 2thread 2.6GHz TDP6W
MEM:6GB
SSD:128GB
Windows環境
OS:Windows11Pro
GoogleChromeがプレインストールされているだけで他には特別インストールされているソフトは無いようです。
ベンチマーク結果
CINEBENCH R23 CPU Multi:672pts
CINEBENCH R23 CPU Single Core:290pts
waifu2x-converter-cpp ロゴ4倍:741.042秒
SuperPi104万桁
プロセッサ名 | 104桁(秒) |
AMD Ryzen 5 5600X 6-Core Processor | 8 |
Intel(R) Core(TM) i3-9100F CPU @ 3.60GHz | 10 |
AMD Ryzen 5 3600 Six-Core Processor | 12 |
AMD Ryzen 5 2600 Six-Core Processor | 12 |
AMD Ryzen 5 2400G with Radeon Vega Graphics | 13 |
AMD Ryzen3 3200U with Radeon Vega Mobile Gfx | 15 |
Intel(R) Core(TM) i5-3320M CPU @ 2.60GHz | 15 |
Intel(R) Core(TM) i3-4130T CPU @ 2.90GHz | 16 |
Intel(R) Celeron(R) CPU 3965U @ 2.20GHz | 17 |
Intel(R) Celeron(R) CPU N4000 @ 1.1GHzNEW | 28 |
SuperPi104万桁の計算が20秒を切れるPCであればOSの操作に不満の出ないレベルですが、20秒を超えるPCはOSの基本動作でも遅さを感じます。Celeron 3965Uが17秒ほどですので、この辺りが自分にとってCPU選びの指標となります。それを踏まえてN4000は28秒ですので、計測した中でも特別遅いという結果になりました。確かにアプリケーションの起動やウィンドウの移動、拡大縮小などでも引っかかりを感じる場合があります。
CrystalDiskMark:Cドライブ(内蔵eMMC)
------------------------------------------------------------------------------ CrystalDiskMark 8.0.4 x64 (C) 2007-2021 hiyohiyo Crystal Dew World: https://crystalmark.info/ ------------------------------------------------------------------------------ * MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s] * KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes [Read] SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 291.391 MB/s [ 277.9 IOPS] < 28616.43 us> SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 269.768 MB/s [ 257.3 IOPS] < 3872.34 us> RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 40.056 MB/s [ 9779.3 IOPS] < 3264.88 us> RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 9.819 MB/s [ 2397.2 IOPS] < 413.27 us> [Write] SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 185.360 MB/s [ 176.8 IOPS] < 44670.80 us> SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 189.290 MB/s [ 180.5 IOPS] < 5516.85 us> RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 66.553 MB/s [ 16248.3 IOPS] < 1960.89 us> RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 56.326 MB/s [ 13751.5 IOPS] < 72.12 us> Profile: Default Test: 1 GiB (x5) [C: 32% (34/106GiB)] Mode: Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec Date: 2022/07/20 17:56:09 OS: Windows 11 Professional [10.0 Build 22000] (x64)
HDDよりは速いが、今時のSSDとしては物足りない感じで、いかにもeMMCらしい性能です。
CPUの性能が低いのでストレージだけ速くてもバランスが悪いので、この性能でちょうど良いのかもしれません。
外観
光沢仕上げの天板。「BMAX」と「キャラクター」が大きくプリントされています。
側面はマットなメタル素材ぽい塗装。
前面はリセット用の穴、オーディオジャック、USB3.0ポートx2と電源ボタン。
背面はHDMI,RGB,有線LANポート,ACアダプタのコネクタ
側面右、空気穴だけ
側面左、USB3.0ポートx2とSDカードスロット
裏ブタを開けるとM.2スロットが1つあり、SSDを挿すことが出来るようです。
購入動機
本当は、Rasbbery pi4が欲しいのですが、専門サイトで注文が不可だったりAmazonではちょっと割高な値段だったりして、入手できていない状況です。カテゴリは異なりますが、似たような価格帯でWindowsPCが入手出来るということで、つい購入してしまいました。
アームに設置したモニターとBluetooth接続のコンパクトキーボードは手持ちの物を使います。もう少し快適な環境を求めて周辺機器を入手したいと思います。
増設用のSSDを手配しました。
NVMeタイプのSSDは認識してくれませんでした。UEFIにはNVMeの項目があるので少し不思議な感じです。
トラックボールを手配しました。
作業ログ
2022/07/19
scoopインストール
PowerShell7インストール
ELECOM TK-FB102とBluetoothでペアリング
2022/07/20
Soundpeats Q35 ProとBluetoothでペアリング
2022/07/21
トラックボールとBluetoothでペアリング
2022/07/24
Soundpeats Q35 Proとのペアリング解除
最後に
この機種をPC初心者の方にお勧めしてはいけません。特にスマートフォンで出来ないことを求めてパソコンを入手したいと考えてる方が、この類のPCを手にすると後悔することに成るでしょう。Windows11がインストールされている普通のパソコンを想定すると裏切られた気分になるでしょう。逆にスマートフォンやタブレットの様にブラウザベースのクラウドサービスを使う分には問題なく動作します。そういったPCですのでOSはChromeOSあたりが最適だとおもいます。
他人には余りお勧めとは言えないPCですが、個人的には大変面白いPCだと思います。Windows11のProがインストールされているので、リモートデスクトップ接続のホストになることが出来ます。またPC自体の消費電力も非常に少なくアイドル状態であれば10W未満で動作しますので、個人で使うサーバーとして24時間稼働させるような用途も良いかもしれません。
クライアント数が少ないのでコア数は少なくとも問題ないですし、メモリの容量は6GBですのでファイルサーバー+何かぐらいは動作させられるのではないかと思います。
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