ファイルサーバのホームディレクトリをRAID1ボリュームに変更する【Deskmini 110とUbuntu】

コンピュータ

今回はファイルサーバ(Ubuntu)のホームディレクトリをRAID1ボリュームへの割当、ユーザー単位の共有フォルダの公開をしたいと思います。

当初の目的であるユーザーデータを一箇所に集約するためファイルサーバ上のユーザーごとのホームディレクトリを共有フォルダとしクライアントのWindowPCのドキュメントフォルダの参照先とします。

これによりWindowPCのマイドキュメントに保存したファイルはファイルサーバに蓄積されます。

作業手順

sambaを停止

sudo sudo systemctl stop smbd nmbd

RAID1ボリュームのマウント解除

sudo umount /mnt/share

マウントポイントの名称変更

sudo mv /mnt/share /mnt/new-home

マウント

sudo mount /dev/md0 /mnt/new-home

 

現在のホームディレクトリの内容を新しいディレクトリへコピー

sudo rsync -av /home/ /mnt/new-home

現在のホームディレクトリをバックアップ

sudo mv /home /home.old

 

fstabを変更

sudo vi /etc/fstab

変更前

UUID=xxxxx /mnt/share ext4 defaults 0 0

変更後

UUID=xxxxx /home ext4 defaults 0 0

 

sambaの自動起動を無効化する

sudo systemctl disable smbd

 

再起動

reboot

 

マウントの確認

sudo df

/dev/nvme0n1p1    523248    7380    515868   2% /boot/efi
/dev/md0       719894608   73760 683182436   1% /home
tmpfs             786492      16    786476   1% /run/user/123
tmpfs             786492       0    786492   0% /run/user/1000

共有フォルダの作成

sudo mkdir /home/share
sudo chmod 0777 /home/share

sambaの設定変更

sudo vi /etc/samba/smb.conf

変更前

[share]
  path = /mnt/share

変更後

[share]
  path = /home/share

追加

[homes]
   comment = Home Directories
   browseable = no
   read only = no
   create mask = 0775
   directory mask = 0775
   valid users = %S

sambaを開始する。
sudo sudo systemctl start smbd nmbd

sambaをユーザ単位に共有フォルダを作成しましたので、ubuntu側のユーザの追加をします。

Ubuntuユーザーの追加

sudo adduser ユーザ名
pdbedit -a ユーザ名

sudoを使えるようにグループに追加(必要があれば)

sudo gpasswd -a ユーザ名 sudo

Ubuntuユーザーの削除(やり直し)

sudo userdel -r ユーザ名
sudo pdbedit -x ユーザ名

クライアントの設定変更

WindowsPCのユーザーフォルダをfileservに設定変更

\fileserv\ユーザー名のフォルダに「Documents」を作成

ドキュメントのプロパティ→場所

変更前

C:\Users\ユーザー名\Documets

変更後


\\fileserv\ユーザー名\Documts

現在のフォルダの内容を移動するか確認。

「OK」を選択するとコピーが開始します。

これでクライアントのWindowsPCでドキュメントの保存先はファイルサーバに変更されます。

コメント