構成
アップグレード前
- CPU:
- Ryzen5 2400G 4コア8スレッド 基本3.6GHz ブースト3.9GHz キャッシュ:384K:2M:4M TDP65W
- GPU:
- Radeon RX Vega 11(CPU内蔵) コア数:11 1250 MHz
- MEM:
- SO-DIMM DDR4-2933MHz 8GB x 2枚
- MB:
- ASRock X300M-STX
- PSU:
- ACアダプタ
- CPUクーラー:
- Noctua NH-L9a-AM4
アップグレード後
- CPU:
- Ryzen5 5600G 6コア12スレッド 基本3.9GHz ブースト4.4GHz キャッシュ::3M:16M TDP65W
- GPU:
- Radeon™ Graphics(CPU内蔵) コア数:7 1900 MHz
- MEM:
- SO-DIMM DDR4-3200MHz 8GB x 2枚
- MB:
- ASRock X300M-STX
- PSU:
- ACアダプタ
- CPUクーラー:
- Noctua NH-L9a-AM4
温度及び消費電力
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
アイドル温度 | 34.0℃ | 38.5℃ |
アイドル消費電力 | 15W | 13W |
高負荷温度 | 86.3℃ | 86.4℃ |
高負荷消費電力 | 90W | 98W |
室温27度、高負荷:Cinebench R23
ベンチマーク
CPU(Cinebench R23)
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
マルチ | 3874pts | 10023pts |
シングル | 814pts | 1418pts |
シングルの伸びが素晴らしい。マルチもシングルの伸び+コア数5割ましですので、圧倒的な差をつけています。
OpenGL(Cinebench R15)
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
スコア | 65.07fps | 91.99fps |
DirectX11(FFXVベンチ 1920×1080 標準品質)
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
スコア | 1722 | 2024 |
OpenCL(Waifu2xサイトロゴを4倍に拡大ノイズ除去強度3)
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
時間 | 22.199秒 | 20.911秒 |
20秒台という数値はCPUで計算するよりは速いですが、グラフィックボードに搭載されたGPUには敵わない、といった位置付けになります。ちなみにRTX3070で処理すると3秒台といった感じです。
SuperPi104万桁
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
時間 | 13秒 | 8秒 |
OSの操作した体感で、キビキビ<<10秒<<もっさり、といった目安になります。
VRMark(OrageRoom)
Ryzen5 2400G | Ryzen5 5600G | |
---|---|---|
スコア | 1606 | 2187 |
5000以上でVR Readyですのでどちらとも能力不足です。
感想
自分の使い方では全てのコアに負荷をかける作業は余りしないので、4コアの2400Gでも十分かと思いましたが、この結果をみるとCPUの世代とコア数の違いが、同じTDP65Wでここまで顕著な性能差になるとは、結構おどろきです。
個人的にはアイドル状態の消費電力が13~15WでCPU温度が38.5℃とかなり低消費電力で低発熱な点が素晴らしいと感じました。ACアダプタ電源の電力効率とNoctua NH-L9a-AM4の冷却能力の恩恵もありますが、Ryzen5 5600Gの省電力性能の高さのたまものだと思います。
GPUに関しては、CPUの性能向上と比べて控えめな感じですが、余り性能向上しすぎるとグラフィックボードの立場を脅かしかねないので、そのあたりとの兼ね合いだと考えられます。
今のところメインストレージとして250GBのM.2-SSDとデータストレージに500GBのSATA3-SSDを搭載していますが、この辺りをそのまま使うか検討したいと思います。空きスロット、ポートはM.2とSATA3各1つづつありますので、当面このまま使って必要になったら増設する方法も出来ますが、ストレージを容量が大き目のSSD1つに集約してシンプルな構成にするか迷っています。
今回のアップグレードで失敗したことが1つありまして、Ryzen5 5600Gを挿して起動したところ電源は入るのですがモニターが表示されませんでした。UEFIが5600Gに対応していない為だとすぐに気づいて2400Gに戻し、UEFIのバージョンアップをして事なきを得たのですが、UEFIのアップデートでCPUクーラーを組むのが面倒なので、クーラー無しでアップデートをしてみました。興味本位でCPUのヒートスプレッダーを指で触れたところ大変熱くなっており、急いでCPUクーラーを取り付けることに成りました。AM4のCPUクーラーはスッポンする可能性があるので、なるべく脱着回数を減らすべきなのですが、下調べをしないばかり無用な脱着をするハメにになり、改めて下調べの重要さに気づかされることに成りました。
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