パソコンにメモリを64GB搭載した話【G.SKILL F4-3200C16D-32GSXWB】

コンピュータ

メモリがひところに比べて大分安くなってきましたのでパソコンのメモリを更新しました。容量は合計で64GBで16GBのメモリモジュールを4枚、32GBのキットを2セットになります。規格がDDR4 PC4-25600で動作速度が3200MHz(25600÷8)のOCメモリというやつです。

このメモリをRyzen5-2600+B450の組合せのマザーボードに搭載するのですが、4本のメモリモジュールを使い容量も大きいので高速動作は期待薄です。それでも2933MHzあたりで動いてくれればと淡い期待を込めて組み込んでみました。

結果、2933MHzの動作は不可でした。Windows10の起動だけなら3200MHzでも可能ですが、しばらく使っているとブルースクリーンが発生します。Windowsのメモリ診断でもエラーが発生しましたので、クロックを下げメモリ診断が通る速度を調べたところ2666MHzとなりましたので、このクロックで運用します。

メモリを増やした後やたらとパソコンの調子が良いです。しいて言えばアプリケーションソフトがきびきびと起動するようになった気がします。もともとアプリケーションのインストール先はNVMeのSSDで遅くは無いと思いますが、ディスクキャッシュが効いているらしくアプリケーションのWindow枠が表示されてからユーザーが入力可能になるまでまでの時間が短縮されているような気がします。

キャッシュサイズを確認したところ約50GBほどキャッシュに利用されているようです。これだけの容量があればWindowsのシステム大部分をキャッシュにおさめることが出来そうです。メモリが必要となった場合はキャッシュに使われているメモリが解放されます。メモリがキャッシュに使われることにより「多量にメモリを積んでいても使われることが無く、無駄になる」といったことは無さそうです。キャッシュの役割として、より遅いメディアとの間にバッファを設けることで、メディアへの書き込みや読み込み完了を待つことなく処理を進めることが出来るので効率化をはかることが出来ます。

とはいえディスクキャッシュはメモリ上にありますので、電源を落としてしまうと消えてしまい、その恩恵も無くなります。

同じメモリを使った技術にRAMDISKがありますが、こちらも電源を落とすとその内容が消えてしまいますので、シャットダウン時ストレージにRAMDISKの内容を退避し、起動時に復旧する仕組みがあります。ディスクキャッシュにも何らかの仕組みが無いかと記憶をあさったところSuperFetch(SysMain)がそれに当たるとは思います。この機能は多くのユーザーが嫌っており、Web検索するとサービスを停止方法が沢山ヒットします。パソコンに負荷がかかる割に効果が薄いのが嫌われる理由のようですが、コアが沢山あるのCPUとメモリが余っている環境での効果の程が気になりサービス停止し確認してみましたが結果はあまり変わりませんでした。SSDのみで構成されたパソコンの場合仕事をしていないように感じます。そう考えると多く方がサービスを停止するように勧めるのも理解できますが、わざわざサービスを停止するのも面倒なので私はそのまま自動起動する設定にしておきます。

シャットダウンに対する対策は見当たりませんので、なるべくシャットダウンしない運用をする方向にしたいと思います。一日のパソコン作業終了時は、スリープ(サスペンド)する事にします。ちなみに私のパソコンのスリープ時の消費電力は約3Wほどシャットダウン時が1.5Wですのでその差がスリープ運用の電力コストになります。そのコストを許容出来るのであれば、快適なディスクキャッシュ環境の維持と高速スタートアップとは比べ物にならないほど高速なスリープからの復帰(レジューム)の恩恵にあずかること出来ます。

シャットダウンをしないとパソコンの調子が悪くなるのでは?と思うこともありますが、今日のスマホやタブレットも電源を落としませんし、Windows10が推称する高速スタートアップも休止状態のようにメモリの内容をストレージに保持するのでメモリはクリアしない事を考えると、シャットダウンは必須では無いと思われます。それでも調子が悪い場合は再起動をするわけですが、再起動の場合は高速スタートアップではなく完全シャットダウンが実行されるようになっています。

あとは停電の際のダメージが気になりますが、通電している時間が長いので停電の確率が上がるだけで、逝くときはどんな対策をしても逝ってしまいます。個人運用的な対策としては作成したデータファイルをクラウドサービスなどで保管しておくぐらいで、それ以外は失われても代わりを用意することが出来るはずです。

メモリを沢山積むメリットは沢山のタスクを同時に実行させることが出来るようになることですが、現実的にデスクトップで実行するアプリケーションを操作る人間は一人です。たとえばGoogle Chromeで沢山タブを開くなど出来るようになりますが、基本見るタブは一つだったりします。
そう考えるとユーザーアプリケーションよりバックグラウンドサービスなどサーバー用途で使うコンピュータのほうが恩恵が大きかったりします。ただ、VMwareなど仮想OSを使う場合はゲストOSに割り当てるメモリ容量を確保するために物理メモリは多ければ多いほど使い勝手が上がります。Androidの開発などでエミュレーターを走らせる場合も同様です。

また、ビデオ編集アプリやフォトレタッチソフトなどは画像ファイルや動画ファイルなどの素材データは比較的容量が大きいので、メモリが沢山あると、ある程度恩恵がありそうです。

逆に恩恵がなさそうなのは32bit版のソフトです。今時そういったソフトを使っているのも稀かもしれませんが、企業などで過去購入したライセンスを継続的に利用していたり、そのソフトでないと業務に支障がでるなどの理由により32bit版使わないといけない場合があります。32bit版のソフトが使えるメモリは基本2GBですので、メモリの空き容量が沢山あっても使われることは無さそうです。

デメリットとしてメモリモジュールを多数積むと高クロックで動作的に不利になります。しかし普通のデスクトップパソコンの用途でもパフォーマンスより快適性や利便性を重視するのではればメモリを沢山積むのも良いと思います。

20221005追記
大分時間は経過しましたが今もこのメモリを使っています。マザーボードがB450=>B550、CPUがRyzen5-2600=>Ryzen5-5600Xに変更しました。当時のマザーボードとCPUの組み合わせでは動作速度が2666MHzでしたので少しもったいない買い物をした感じでしたが、現在は3200MHzで動作しています。購入時は3200MHzはOCメモリーでしたが現在では定格で3200MHzですので時の流れを感じさせます。
そろそろDDR5を検討する時期ですが、為替レート影響もあって価格が高騰傾向で64Gを維持するのが難しい感じです。
20230131追記
ChatGPTさんに「パソコンに沢山メモリーを搭載するメリット・デメリットを教えて」と質問してみました。

メリット:

大容量のデータやアプリケーションをスムーズに動作させることができます。
タブを多数開いてもスムーズな動作を保つことができます。
マルチタスキングが容易になります。
デメリット:

高価なコストがかかります。
全てのアプリケーションが多いメモリーを必要としないため、一部の資源が無駄になる可能性があります。
バッテリー消費が増える可能性があります。
ChatGPTより引用

メリットはメモリー増設で多くの人間が享受できる案件を回答するあたりが素晴らしいです。
デメリットの高価なコストがかかります。全てのアプリケーションが多いメモリーを必要としないため、一部の資源が無駄になる可能性があります。は納得ですが、バッテリー消費が増える可能性があります。はメモリー増設で消費電力が増えるイメージが無いので筆者的にはちょっと不思議な回答です。

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