Windows10のサポート終了に伴い、Winodws11にアップグレードできないPCの転生先としてUbuntuを考えています。
Debian派生のUbuntuにはさらに派生のディストリビューションが多数存在しており、デスクトップが異なるUbuntuフレーバーなOSなどがあり基本Ubuntuでありながら見た目は別のOSのようなディストリビューションを選択することが出来ます。
見た目がWindowsだったりmacOSだったりするディストリビューションもありますので、好みのディストリビューションが選べる点が良いと思います。
インストール
所有しているPCもWindows11になれない世代が数台ありUbuntuとその派生OSをインストールしました。
ディストリビューションの配布サイトからisoをダウンロードしRufusというツールでUSBメモリに焼き込みます。USBメモリは8GBで十分です。
OSのインストールは気にしないといけない部分はストレージの割り当てぐらいで、既存のOSを上書きすると心を決めれば、難しい部分は無いと思います。
試したOS、lubuntu24.04(thinkpad x230),kubuntu24.04(thinkpad x270),antiX Linux(ASUS UMPC),Ubuntu24.04(DeskMini H110 With CeleronG3900),Windows11 Home 23H2(DeskMini H110 With Core i5 7500)
Windows11をインストールしたPCはDeskMini H110にCore i5 7500なのですが、なぜかUbuntuのインストールでフリーズします。本当はXubuntuをインストールするつもりだったのですが、こちらもインストーラーがフリーズします。同じマザーボードにCeleronを搭載したPCは無事Ubuntuがインストール出来たのが不思議です。仕方がないのでUEFIでTPM関連を有効にしてWindows11をインストールしたところ成功しOSもアクティベートしていました。多分過去にWindows10をインストールしていたのだと思われます。
ホームディレクトリの英語化
ディレクトリ名が日本語だとシェルで入力が面倒なので英語にします。
シェルで以下のコマンドを実行(sudoは不要)
LANG=C xdg-user-dirs-update --force
日本語入力
lubuntuなどのUbuntuフレーバー系ディストリビューションだとデフォルトで日本語入力できないようなのでパッケージをインストール
シェルで以下のコマンドを実行し再起動
sudo apt-get install fcitx-mozc
Google Chromeをインストール
デフォルトでインストールされているFireFoxも良いブラウザなのですが、Google Chromeに依存しGoogleに支配されたデジタルライフを送っている身としてはUbuntuでもGoogle Chromeをインストールします。
手順としてはFireFoxで検索エンジンからGoogle Chromeで検索、リンクからGoogle Chromeのインストールパッケージ(UbuntuはDebian系なので.deb)をダウンロード
シェルで以下のコマンドを実行
sudo dpkg -i ダウンロードしたパッケージファイル.deb
VisualStudioCodeのインストール
テキストエディタはVSCodeを使っています。
sudo snap install --classic code
こちらはaptではなくsnapを使っています。snapはアプリケーションと実行に必要なライブラリをコンテナ化したパッケージですので、LinuxであればUbuntuに限らずインストール可能なパッケージシステムです。aptにないパッケージはこちらから導入することが出来ます。
sambaクライアント
感想
いろいろなPCにOSのセットアップを行いましたが、インストールメディアの作成からセットアップ完了までの時間はWindows11よりUbuntu系の方が短時間で済む点は良いと感じました。
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