Windows11ProがインストールされたMiniPCをファイルサーバーとして使っていたのですが、リモートデスクトップの動作が重たいので、「サーバーにGUIはいらないだろう」と思い切ってUbuntuのServer版をインストールしてみました。
WindowsPCでUbuntu22.04 ServerのインストールUSBを作成し、キーボードとディスプレイなどをつなげてセットアップを行いました。Server版のインストーラーはGUIではなくテキストベースで、言語選択に日本語が無いので仕方がなく英語を選択しました。
英語理解力が不足しているので困りましたが、雰囲気的にGUIベースのインストーラーと同じような選択をする感じで何とかなりました。
OSが起動した後のセットアップ作業は、以前ファイルサーバーのセットアップをしたことがあったので、過去の記事を見ながら作業を勧めました。
気が付いた点として、Sever版ではmDNSが機能していないようなのでaptでavahi-daemonパッケージをインストールしてあげました。mDNSが有効化されることでDHCPでも”PC名.local”でファイルサーバーへのアクセスやsshの接続先としてして利用することが出来ました。
それとユーザーディレクトリに「ピクチャ」や「ビデオ」などのサブディレクトリが作成されていませんでした。いつもであれば、こちらのサブディレクトリを英語に変更する作業をするのですが、手間が省けてよかったです。
ファイル共有サービスSambaのサーバーがUbuntuでクライアントがWindowsになります。Windows側ではネットワークドライブで共有フォルダにアクセスする使い方をしますが、ネットワークドライブの接続時にUbuntu側のsambaアカウントでアクセスするようにしました。そうすることでUbuntuのアカウントでファイルが作成されるので、SSH経由でUbuntuからの操作がしやすいファイルになります。この辺りのポリシーというか使い方は自宅サーバーですので利便性優先でセキュリティはそれなりといった感じです。
とりあえずWindows11ProからUbuntu22.04Serverの移行することが出来ました。
ServerにGUIはいらないだろうと思いましたが、Webを使った管理コンソール的なものは欲しいと思います。
こちらのPCの有線LANは1GなのですがUSB接続の2.5GLANアダプタを接続してみました。ストレージが2.5インチHDDですので転送速度はHDDの読み書き速度になるかと思いましたが、2.5Gに近い速度が出ていました。
以前試した構成はSSDだったのでちょっと不思議な感じがします。ベンチマークで使われたデータの読み書きがファイルサーバーのHDDではなくメモリーやSSDで読み書きされている感じがします。
LANを1G=>2.5Ghzでファイルの一覧を取するスピードが体感で速くなりましたので、この構成で使いたいと思います。
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