そのまた昔から自作PCのメリットの一つとして拡張性の高さがあります。パーツを追加することでPC本体の機能を拡張するわけですが、とりわけ自作PCの場合ケースに多数の5インチベイスロットがあるモデルが沢山ありました。しかし昨今PCケースは5インチベイが無いモデルが主流となっております。
かくいう自分も5インチベイにおさめるパーツと言えばDVDドライブぐらいで、そのDVDドライブにしても最近では出番が少なくなってきております。確かに動画観賞はネット配信、アプリなどのインストールメディア等もネットからダウンロードで事足りるケースがほとんどです。
PCを自作しているとドライバのインストール用にたまに入用になる場面もありますが、それとてUSB接続のDVDドライブが1台あれば用が足りてしまいます。
5インチベイを廃すことでPCケース内空間を広めにとり作業性の向上と簡易水冷のラジエータなど大きめの内蔵パーツスペースにあてる構造が最近の流行なのは理解は出来ますが、全てのPCが水冷化されるわけもなく、空冷のCPUクーラーを主に使う私としては余剰スペースが気になるところです。
個人的には比較的小さめのミニタワーケース辺りでケース内がパーツが埋め尽くされて余剰空間が無い構成が好みです。
結構古いモデルになりますが、以下のPCケースを所有しています。
5インチベイが2スロットありさらには3.5インチベイもあります。
今回こちらの各種ベイにストレージを搭載するため以下の商品を取付しました。
電源コネクタの形状がペリフェラルです。比較的使う場面が減ってきているコネクタですので余っている可能性が高いですが、ない場合はSATA電源コネクタから変換するパーツが必要となります。
この商品はサーバなどで良く見る代物ですが、ストレージを脱着可能にすることで障害時簡単にストレージ交換が可能になります。
個人的な利用方法は、データ保存用ストレージの容量を使いきった場合、新しいストレージに差替えを簡単に行う為に使っています。早々頻繁に容量が一杯になることは有りませんが、ストレージ交換にPCケースを開ける必要が無い便利さを一度覚えてしまうと元には戻れなくなりました。
取り外したストレージのファイルを使いたい場合は、またストレージを挿入すればよいですが、別途以下の商品があるとさらに便利です。
使い方は同様な商品ですが、こちらは外付けUSBです。内蔵タイプだと常時接続用のストレージが埋まっている可能性が高いので、ファイルを一時的に取り出したい場合などに活用します。
その他の利用方法としては、接続方式がSATAですのでブートドライブを差替えることも可能です。1台のPCでストレージを差替えることで異なるOS切り替えて使えます。ストレージの復旧やクローニングなどで、USB経由で上手くいかない場面でも、この商品で有れば内蔵ストレージと同様となりますので上手くいく可能性があります。
その他のメリットとしては、3.5インチHDDを多量に内蔵したPCは重くなりがちです。重い机やキャビネットを移動するさい抽斗を取り外すように、PCをいじるときは事前に3.5インチHDDを取り外しておけば、PC全体の重量が軽くなりとり回しが良くなります。
5インチベイの需要は少ないとは思いますが、必要とする人もいますので、無くならないでほしいものです。
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