前回の話
C営業所に先回りして労基がいつ来社しても良いように、おもてなしの準備をするOと84。
O:私が工場を見て回りますんで84さんは事務所をお願いします。
84:よろしく
O:2台あるグラインダーでカバーが無い方は使っていないなら捨ててください。
C営業所:了解しました
O:倉庫の中二階は、ロープを張って転落防止対策をしてください。
C営業所:やっておきます。
O:溶接機の被覆の破れは無し。
O:ボンベの固定も問題なし。
O:防塵マスクを近くのホームセンターで買ってきてください。
C営業所:外回りしている社員に買ってきてもらいます。
84:Oさん倉庫内は問題ないですか?
O:はい、問題点は今日中に対応できますので安心してください。
84:こっちは、手書出勤簿と営業日報を見てるけどちょっと辻褄合わせが難しそう。
O:営業日報も見られますかね?ここの営業所に来るとしても別の労基ですよね。
O:労基って横のつながりありましたっけ?
84:経験上ほぼ無いと思うけど、今回は初めてのケースだから何とも言えない。
84:ただ、繋がりというとA労基とB労基も管轄は別だけど同じ会社のに入った状況から原因は同一なような気かする。
O:だれかが労基に駆け込んだとか?
84:それだともっと直接的な行動を取ってくるでしょ。
84の携帯電話が鳴る
84:はい84です。
Hマネージャ:今度はD営業所に労基が入って明日労基署に出頭するよう言われたみたい。
84:そっちですかD営業所ということは労基の管轄はD労基署ですよね。
84:向こうのご指名はD営業所長だと思いますが、われわれも同行しますんで。
Hマネージャ:そうしてくれると助かる。
84:C営業所はとりあえず対策しておきましたんで、これからD営業所に向かいます。
Hマネージャ:よろしく。なんかあったら連絡ください。
84:失礼します。
携帯電話を切る。
84:Oさん、今度はD営業所です。明日D労基へ出頭命令が来ました。
O:これは県内全部の労基署が動いてますね。
84:まず間違いないね。
84:とりあえず一件一件対応していきますか。丁寧に対応していればいつかは終わるから、頑張るとしますか。
本日はここまで
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